2019箱根駅伝の各大学の戦力分析、今回は國學院大学です。

箱根駅伝の専門誌(箱根駅伝 2019 完全ガイド 出場23チーム有力選手写真名鑑&戦力分析 (陸上競技マガジン 2019年1月号増刊) [雑誌])などを参考にしながら個人的な見解を書きます。

全日本大学駅伝では國學院歴代最高の6位、初のシード権を獲得し、勢いがあります。

まずは最近の成績から確認します。

箱根駅伝、直近5年間の成績
総合往路復路
2018(第94回)14位14位14位
2017(第93回)16位19位14位
2016(第92回)不出走不出走不出走
2015(第91回)14位19位11位
2014(第90回)17位18位15位

実は箱根駅伝出場の歴史も浅い國學院大學。
過去最高の成績は10位で直近5年も目立った成績はありません。

しかし、今年は國學院史上最強のチームに仕上がっていると思い切って断言します

2018箱根駅伝の各区間の記録
区間氏名区間順位区間タイム
1区(21.3㎞)浦野 雄平(2)2位1:02:30
2区(23.1㎞)向 晃平(4)20位1:11:11
3区(21.4㎞)青木 祐人(2)5位1:03:40
4区(20.9㎞)土方 英和(3)3位1:02:36
5区(20.8㎞)河野 敢太(4)18位1:17:01
6区(20.8㎞)臼井 健太(1)19位1:02:10
7区(21.3㎞)内田 健太(4)5位1:05:06
8区(21.4㎞)松永 拓馬(4)16位1:08:43
9区(23.1㎞)熊耳 智貴(4)14位1:13:09
10区(23.0㎞)江島 峻太(3)5位1:12:00


前回の箱根経験者は5人と少ないですが、往路で好走した3人が残っているのが心強いです。

2018の箱根は、好調・不調の選手の差が大きかったですね。区間5位以内に5人いますが、区間18位以下の選手が3人いました。

2019箱根駅伝予選会の結果
No氏名学年順位・タイム
43江島 崚太 38位1:03:36
44小中 駿祐128位1:04:59
45中山 貴裕151位1:05:19
46長谷 勇汰75位1:04:12
47蜂屋 瑛拡81位1:04:20
48青木 祐人132位1:05:02
49稲毛 暉斗245位1:06:58
50浦野 雄平7位1:02:02
51土方 英和27位1:03:20
52茂原 大悟65位1:04:01
53臼井 健太51位1:03:47
54河東 寛大167位1:05:29
55森 秀翔
56藤木 宏太

予選会は4位通過でした。
100位以内に7人が入り、全体の底上げができている印象です。

エースの3年生浦野、土方が素晴らしい走りで上位に入っています。同じく3年生青木は実力が発揮できませんでしたが、このトリオが残る来年が國學院史上最強のチームになるかも知れませんが、今回も十分強いです。

2018全日本大学駅伝の結果
区間氏名
区間記録
・順位
 総合順位・記録 
(トップとの差)
1区
(9.5km)
臼井健太②28分11秒
(区間18位)
18位 28分11秒
(△43秒)
2区
(11.1km)
浦野雄平④32分13秒
(区間3位)
7位 1時間00分24秒
(△38秒)
3区
(11.9km)
青木祐人③35分09秒
(区間11位)
7位 1時間35分33秒
(△1分38秒)
4区
(11.8km)
藤木宏太①35分19秒
(区間6位)
8位 2時間10分52秒
(△2分19秒)
5区
(12.4km)
江島崚太④36分56秒
(区間6位)
8位 2時間47分48秒
(△2分50秒)
6区
(12.8km)
茂原大悟③38分36秒
(区間8位)
7位 3時間26分24秒
(△3分44秒)
7区
(17.6km)
土方英和③53分07秒
(区間6位)
6位 4時間19分31秒
(△5分04秒)
8区
(19.7km)
長谷勇汰④1時間00分19秒
(区間15位)
6位 5時間19分50秒
(△6分39秒)

箱根予選会で好調だった大学が疲れからか軒並み苦戦する中、國學院は6位となりました。

レースでは1区臼井がまさかの出遅れ。しかし、区間18位ながらもトップとの差は1分もなく、2区浦野が区間3位の激走で巻き返したことでレース序盤の流れを作ったことが大きかったと思います。
國學院のレースが今年から距離変更となった全日本2区の重要性を象徴したレースだったと思います

序盤リードを活かして、上位に入りましたがまだ上の順位が狙えたかも知れません。


最近のレースですが、國學院大學陸上競争部の公式HPで確認します。


期日:12月1、2日

第43回甲佐10マイルロードレース大会
 種目 氏名 学年  タイム
 10マイル   土方 英和   3年 46’50”(國學院新記録)  

10マイルは計算しにくいんですが、1㎞3分を切るペースで走っています。
順天堂のスーパーエース塩尻の46’06”には及びませんでしたが、好調を維持していると見て良いと思います。

第268回日本体育大学長距離競技会
 種目 氏名 学年  タイム
 10000m        茂原 大悟    3年 29’27”84(自己ベスト)
 河東 寛大 2年 29’54”63
 藤村 遼河 2年 29’59”79(自己ベスト)  
 田中 義己 3年 30’14”37
 高島 凌也 2年 30’19”99
 石川 航平 1年 30’21”40
 稲毛 暉斗 3年 30’40”65
 中山 貴裕 4年 30’58”00

箱根エントリー候補の茂原が自己ベストを出しています。

期日:11月23日(土)
10000m記録挑戦会
 種目 組 氏名 学年  タイム
 10000m   男子5   原子 翔太    3年 30’13”75(自己ベスト)
 小杉 恒太 3年 30’23”41(自己ベスト)
 男子11  青木 祐人 3年 28’50”98(自己ベスト)  

箱根予選で不発だった3年生青木が自己ベストを更新し、10000m28分台ランナーになりました。

期日:11月18日(日)
上尾シティマラソン
 種目 氏名 学年  タイム
 ハーフマラソン           藤木 宏太     1年 1:03'27"(自己ベスト) 
 芹澤 昭紀 4年 1:04'01"(自己ベスト)
 小中 駿祐 4年 1:04'13"(自己ベスト)
 木下 巧 2年 1:04'41"(自己ベスト)
 殿地 琢朗 1年 1:05'11"(初ハーフ)
 森 秀翔 2 1:05'21"(自己ベスト)
 田中 義己 3年 1:05'38"(初ハーフ)
 稲毛 暉斗 3年 1:05'38
 中山 貴裕 4年 1:05'55"
 高嶌 凌也 2年 1:06'29"
 河東 寛大 2年 1:09'10"

1年生藤木の1時間3分台は見事です。高校時代はそんなに目立った成績がある選手ではなかったと思うんですが、選手の育成もできています。
ここで上位に入った選手は箱根本番でもエントリー候補かと思います。

2019箱根駅伝の区間エントリー予想


区間氏名学年備考
1区(21.3㎞)江島 崚太
2区(23.1㎞)浦野 雄平
3区(21.4㎞)青木 祐人
4区(20.9㎞)土方 英和

5区(20.8㎞)長谷 勇汰
6区(20.8㎞)藤木 宏太
7区(21.3㎞)芹澤 昭紀
8区(21.4㎞)茂原 大悟
9区(23.1㎞)臼井 健太
10区(23.0㎞)蜂屋 瑛拡


ここまでの記事で歴代最強チームと煽りましたが(笑)箱根本番では選手層の薄さと山に課題はあります

1区江島は安定感があるので、大崩れはしないと思います。ここを上手く繋げば、3年生トリオで往路上位を狙えます。

2区は浦野か土方だと思います。どちらが走ってもおかしくありませんが、浦野にしました。各校のエースも強いですが、十分渡りあえると思います。

3区青木は前回も区間5位に好走。さらにパワーアップした今回は区間賞を狙います。箱根予選はイマイチでしたが、調子を上げてきています。

4区土方も前回は区間3位の好走。土方も区間賞候補です。

問題の5区は経験者もいないので予想が難しいんですが、過去の國學院は4年生に走らせている傾向があるので、長谷にしました。ここは本当にわかりません。


もう一つの課題6区は絶好調の1年生藤木にしました。藤木が好走すれば、4年間山下りに悩むこともなくなります。

7区芹澤は箱根予選を走っていませんが、上尾シティマラソン、日体大記録会で好走。三大駅伝は初出場になりますが、期待の選手です。

8区茂原は箱根予選、全日本を好走しており、ここも楽しみです。

復路のエース区間9区は2年生臼井にしました。前回の箱根は5区19位と苦戦しましたが、箱根予選はチーム4番手に入っていますし、ここでも十分やれる力はあると思います。

10区蜂谷は走れれば、4年生最初で最後の箱根駅伝となります。今年のチーム力だったら、シード権内以上の順位で襷を受けていてもおかしくありません。きっちり締めてくれると思います。

上記のチームが組めればシード権は堅いと思っています。ただ、11人目以降の選手にやや不安があるのも事実です。ベストメンバーで過去最高の成績(10位)を超えて欲しいです。

6-02


スポンサードリンク