6/4は羽生九段が勝てば歴代単独最多勝利となる対局と棋聖戦五番勝負第1局がありました。


僕は断然、棋聖戦第1局の方が気になっていて、AbemaTVの中継も棋聖戦で本当に良かったと思っています。


なぜ、羽生九段の対局が気にならなかったかと言うと、歴代単独最多勝は必ず達成する記録でしたし、羽生九段は今後ももっと凄い記録を打ち立てていく中での通過点に過ぎないと思っているからです。


もちろん、とんでもない偉業なのはわかってるんですが、羽生九段はこれからもっと凄い偉業を成し遂げられる方なので、歴代単独最多勝はそこまで気にならなかったのが私の本音です。


ただ、本局の相手が『羽生キラー』と言われる永瀬叡王で、内容も完勝だったことは大きいと思います。
昨年度、羽生九段は27年ぶりに無冠になってしまった事は将棋ファンにとってショッキングな出来事でしたが、本局で羽生九段に衰えがないどころか進化していることを確信できました。


近いうちにタイトルの挑戦者になるでしょうし、というか王位戦の挑戦者になる可能性はかなり高いと思います。


王位戦は木村九段との争いになります。ほとんどの将棋ファンは、苦労人でファンサービスも素晴らしい木村九段が大好きですが、今回は羽生九段の応援をされる方が多くなりそうです。
(僕もその一人ですが・・・木村九段も本当に好きなので、かなり複雑。。。)


王位戦の挑戦者決定戦は明日の6月6日(木)に行われます。

komatta_man

ところで、羽生九段と永瀬叡王の対局も素晴らしかったですが、豊島三冠と渡辺二冠の棋聖戦第一局は名局でしたね。二人の調子の良さという点も含めて、棋聖戦は現時点の最強棋士決定戦という雰囲気が漂っていますが、その通りの対局になりました。


二人のヨミの深さが凄すぎて、100手を超えても優劣不明な展開でした。ある意味で、コンピューター同士の対局に近い感じがしました。もちろん、コンピューターと違って理解不能な手は無かったですが、極限の力がぶつかると中々決着がつかないという点が似ている気がしました。


以前の記事()でも書きましたが、豊島三冠は渡辺二冠と相性が悪く(豊島三冠から見て5勝12敗)、五番勝負は渡辺二冠が少し有利かなと見ていましたが、第1局で後手番でのブレイクはとてつもなく大きいと思います。


渡辺二冠は序盤から中盤にかけての作戦巧者ぶりはさすがでしたが、ほんのわずかな弱点である終盤力で負けてしまったような気がしました。


とはいえ、個人的には見るのも飽きてきた(笑)大流行中の角換わりを採用しなかった渡辺二冠は(ただ勝つための作戦だったとは思いますが)将棋ファンを楽しませてくれましたし、後手番になる第2局でどんな作戦を掛けるのか非常に楽しみになってきました。


棋聖戦の第2局は6月19日(水)に行われます。
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