9月15日(日)に行われる、MGCマラソングランドチャンピオンシップのスタートまであと1週間を切りました。

上位2名は2020東京五輪のマラソン日本代表に内定し、3人目もMGCの3番手が選出される可能性が高いです。

世間が盛り上がっているのかどうか微妙なところですが、直前になると注目を集めることになるでしょう。個人的には東京五輪のマラソンよりもMGCの方が楽しみです。

テレビ放映は男子:TBSテレビ系列 8:00~11:24 女子: 8:00~11:54となっています。
※男子のスタート時間は8:50です。

僕は箱根駅伝ファンなので男子の方が詳しいため、本ブログでも男子の各選手について分析を行っていますが、1週間前に最後の総まとめをします。

出場選手

記事男子31名の出場選手一覧を改めて掲載します。

名前  所属 自己ベスト(フル) 自己ベスト(1万m)
村澤 明伸  日清食品グループ 2:09:47 27:50.79
大迫 傑  Nike 2:05:50☆1位 27:36.31☆1位
上門 大祐  大塚製薬 2:09:27 28:48.22
竹ノ内佳樹  NTT西日本 2:10:01 28:36.44
園田 隼  黒崎播磨 2:09:34 28:52.49
設楽 悠太  Honda 2:06:11☆2位 27:41.97
井上 大仁  MHPS 2:06:54☆3位 27:56.27
木滑 良  MHPS 2:08:08 28:18.52
宮脇 千博  トヨタ自動車 2:08:45 27:41.57☆3位
山本 憲二  マツダ 2:08:42 28:26.35
佐藤 悠基  日清食品グループ 2:08:58 27:38.25☆2位
中村 匠吾  富士通 2:08:16 28:05.79
岡本 直己  中国電力 2:11:29 28:05.84
谷川 智浩  コニカミノルタ 2:11:39 28:24.31
大塚 祥平  九電工 2:10:12 28:25.42
中本健太郎  安川電機 2:08:35 28:54.59
藤本 拓  トヨタ自動車 2:07:57 28:08.30
服部 勇馬  トヨタ自動車 2:07:27 28:09.02
福田 穣  西鉄 2:09:52 28:44.67
橋本 崚  GMOアスリーツ 2:09:29 28.35.37
岩田 勇治  MHPS 2:09:30 28:53.82
堀尾 謙介  トヨタ自動車 2:10:21 28:34.54
今井 正人  トヨタ自動車九州 2:07:39 28:18.15
藤川 拓也  中国電力 2:10:35 27:58.87
神野 大地  セルソース 2:10:18 28:17.54
山本 浩之  コニカミノルタ 2:09:12 27:55.40
河合 代二  トーエネック 2:10:50 28:08.52
高久 龍  ヤクルト 2:10:02 28:36.71
荻野 晧平  富士通 2:09:36 28:56.00
一色 恭志  GMOアスリーツ 2:09:43 28:23.40
鈴木 健吾  富士通 2:10:21 28:30.16
MGC公式ホームページより。

今のところ欠場などの報道はないので、全選手が出場すると思います。
9/13追記:一色選手は欠場となりました。

当日の気象条件

9月8日段階の15日東京の天気予報(日本気象協会を参照)ですが、曇り時々晴れ 最高気温 29℃ 最低気温22℃となっています。


2月か3月に開催されている東京マラソンでも15℃を超えている時がありますが、20℃を超える中でのフルマラソンはやはり少ないです。


昨年、井上大仁選手が優勝したアジア大会男子マラソンの気温28℃、湿度88%でした。
そこまでの悪条件にはならなさそうですが、厳しい気象条件にはなりそうです。

展開予想

今さら僕が言うまでもありませんが、ペースメーカー不在でタイムよりも勝敗が優先されるMGCはスローペースになる可能性が高いです


さらに「暑さ」まで加わると後半での失速を避けるため、前半はいかにペースを抑えてスタミナを温存するかが鍵になってきます。


前半からガンガン突っ込んでいくタイプの設楽悠太選手がスローペースに我慢できなければ、早めに仕掛けるかも展開は考えられます。 そうなると意外なハイペースとなるかも知れませんが、そうなる可能性は低いと見ています。仮に設楽選手が仕掛けても上位2名(3名になりそうですが。)は東京五輪の代表になれるので、無理に追いかけていかないかも知れません。


また、仕掛けどころですが、30kmからのロングスパートか37km以降の上り坂からのスパートが考えられます。 スローペースからのラストスパート勝負はどの選手にもチャンスが出てくるので、井上選手など地力が高い選手は早めに仕掛けたいかも 知れません。(大迫選手はスピード能力も高いので、ラスト勝負も望むところかも知れません。)


30km以降は順位が激しく入れ替わる厳しい流れになると予想しています。また優勝タイムは2時間10分より遅くなると思います。2時間15分くらいになるかも知れません。


優勝予想

スピード、スタミナ、勝負強さ、コンディション、耐暑能力、後半に待ち受ける上りの適性の6項目を総合的に判断しました。

まずは世間一般でも優勝候補と目されている4強(大迫、設楽、井上、服部勇)です。

以下の記事で2019年に出走した主なレースの記録なども掲載しています。
2019年のレースを見る限り4人とも調子が良さそうでコンディションは問題なさそうです。


本ブログで何度も書いていますが、本命は井上大仁選手だと見ています。昨年のアジア大会を優勝した勝負強さと耐暑能力を高く評価します。スローペースでもハイペースでも対応可能ですし、崩れることはないと思います。山梨学院大学のOBという点でも応援しています。


大迫傑選手は3番手評価と見ていましたが、大迫選手のTwitterでランニングフォームを見て、考えが変わりました。あのフォームは日本人じゃないです(笑)。ランナーとしてのポテンシャルは出場選手でNo1なのは間違いないと思うので、ぶっちぎり優勝の可能性もあります。ペースメーカー不在のレースで上手く流れに乗れるかどうかがポイントになりそうです。


展開の鍵を握るのが設楽悠太選手です。設楽選手が早めに仕掛けたら、激しいレースになりそうです。2時間7分台で優勝した7月のゴールドコーストマラソンも強いレースだったので、調子は絶好調でしょう。


服部勇馬選手は7月のゴールドコーストマラソン(ハーフ)で佐藤悠基選手に敗れてしまったのは気になりますが、優勝した昨年の福岡国際マラソンがとにかく強かった。ラップを見ると30~40kmが一番早くて29分台でまとめていますので、後半勝負のMGCは向いています。上りに強い点も強調材料です。


2番手グループは評価が分かれるところですが、僕はこの4人と見ています

【関連記事】
 ・MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナリストを分析!中村匠吾選手。
 ・MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナリストを分析!山本憲二選手。
 ・MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナリストを分析!佐藤悠基選手。
 ・MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナリストを分析!藤本拓選手。
 ・MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナリストを分析!橋本崚選手。


中村匠吾選手はマラソンの自己ベストが2時間8分台、初マラソンのびわ湖毎日マラソンが20℃近い気温の中で好走した事から耐暑能力もありそうです。


山本憲二選手も直近のフルマラソンを連続で2時間8分台で走っている安定感が魅力です。


佐藤悠基選手はプロランナーの川内優輝選手がMGCで2番手評価に挙げています。7月のゴールドケースマラソン(ハーフ)で服部勇馬選手に勝った点も大きいです。


あまり注目されていませんが、藤本拓選手の潜在能力は大迫傑選手に匹敵します。今年は故障があった点は不安ですが、5月にはレースに復帰していますし、MGCに向けて調子は上がる一方です。


橋本峻選手は箱根駅伝では神野大地選手の控えでしたが、もの凄く力をつけています。7月に10000mの自己ベストを更新しており勢いがあります。実績以上に評価しています。


上位に食い込む可能性があるダークホースは以下のとおりです。

【関連記事】
 ・MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナリストを分析!宮脇千博選手。
 ・MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナリストを分析!岡本直己選手。
 ・MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナリストを分析!神野大地選手。
 ・MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナリストを分析!大塚祥平選手。

宮脇千博選手は実績的には2番手グループでもおかしくありませんが、故障明けというのが気になります。状態次第では一発やってくれそうな気がします。


ベテラン勢では岡本直己選手の調子が良さそう。スローペースになりそうなのも追い風で経験の豊富さからどんな展開にも対応できます。


神野大地選手は7月に1万mのセカンドベストを出しているように、今までで一番の状態でマラソンに挑めそうです。


大塚祥平選手は1万mのレースを中心に調整しており、MGCに向けての課題を明確にしています。1万mは全て28分台でしたし、スピードレースでも対応できそうです。


特集記事は作れませんでしたが、トーエネックの河合代二選手も上位に食い込んでくる可能性がありそうです。


誰が勝ってもおかしくないような素晴らしいメンバーが揃いましたが、全員が3位以内を狙ってくるというのも駆け引きのポイントになりそうです。いずれにしても35km以降は激しい消耗戦になるでしょう。面白いレースになることだけは間違いありません


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