5月24日(日)に行われたオークスはデアリングタクトが着差以上の強さを見せました。


オークスの過去10年の勝ち馬には、その後に牡馬混合のG1を勝った馬が2頭(アーモンドアイ・ジェンティルドンナ)がいますし、負けた馬にもリスグラシュー(宝塚記念、有馬記念)やラッキーライラック(大阪杯)なんかがいて、重要度の高いレースとなっています。


デアリングタクトは私もまず勝つだろうとは思っていましたが、オークスは厳しいレース展開になりました。


スタートはまずまずでしたが、位置取りを少し下げたところで他馬がどんどん入ってきたため後方からの競馬になりました。私はアーモンドアイが勝った時のようなレースをイメージしており、松山騎手もそんなレースがしたかったように見受けられましたが、マークが厳しかったですね。


前に行った馬とインが有利な今の東京競馬場ですが、先頭のスマイルカナは1000m通過1分を切るペースだったものの2番手以降はスローなペースで、明らかに先行馬有利となりました。


最終コーナーでもデアリングタクトのマークは厳しく、外に出させないように蓋をされていたように見えました。


直線に入ってからも松山騎手は進路に困っており、一旦外に出そうとしてダメだったように見えましたが、その後が冷静でした。一瞬空いた内に鋭く切れ込んで(これも馬に力があるから出来ることですが。)進路を確保してからはグイグイ伸びて、完璧な競馬をしたウインマリリンを差し切りました。


横山典弘騎手が息子に教えるような完璧な騎乗も印象的でした!


今回は松山騎手の好騎乗もありましたね。話は逸れるんですが、私は武豊騎手のファンですが、先々週のNHKマイルカップには少し怒っていて、内枠・先行有利の東京競馬場で力がある馬とはサトノインプレッサでの大外回し(しかも進路を邪魔される。)はないだろーと思ってました。5着には終わりましたが、ルフトシュトロームに騎乗したレーン騎手は内で前が空くのをじっと待ってから追い出していて、外国人騎手との力の差を感じたものです。


オークスの松山騎手は蓋をされて外に出せなかったのもあったかも知れませんが、レーン騎手並みに落ち着いた判断が出来ていて凄いなと思いました。岩田騎手だったら馬を弾いて進路を確保しているだろうし、武騎手だったらもっと大外を回っているだろうし、福永騎手だったら慌てているような気がしました(大変失礼な発言ですみません。)。G1で単勝1倍台の馬に乗るのは初めてだったと思いますが、勝負強いし今後のG1でも要注意の騎手になりそうです。


デアリングタクトの話に戻しますが、オークスでは着差以上の強さを見せたものの、アーモンドアイやジェンティルドンナ級の力があるかどうかはわかりませんでした。2着馬のウインマリリンは今後G2、G3は勝つレベルだと思いますがG1級かと言われると微妙な感じはしますし、一方で展開に恵まれていたらもっと千切っていたとは思うので、判断が難しいところです。また、アーモンドアイやジェンティルドンナでも達成できなかった無敗の2冠は評価できるでしょう。


血統的にはサンデーサイレンスの4×3のインブリードが面白いですよね。サンデーサイレンスって私が競馬を見始めた時に活躍し始めた種牡馬で、当時はどちらかと言えば主流から外れた血統だったため米国から輸出された経緯もあります。サンデーサイレンスの子どもはほとんどアウトブリードのはずで、1990年には日本に居なかった馬がインブリードされるまで繁栄していることに凄さを感じます。ダビスタ的にはスピードアップくらいの効果しか無かった記憶がありますが、実際はどうでしょうか?


デアリングタクトの父エピファネイアは私の大好きな馬で、本格化したと思った2014年の有馬記念は自信の本命にしたのですが、全然ダメだったのは良い思い出です(笑)。2歳時から活躍していましたが、強くなったのは3歳秋ぐらいだと思うので、成長力はある馬だと思います。ロベルト系だし、スタミナもありそうなので古馬になってからも活躍しそうですが、一方で一度調子を落としたら脆いところもありそうです。


母のデアリングバードは未勝利ですが、お婆さんのデアリングハートは良く覚えています。印象では2000m以下が得意なイメージです。とにかく先行していたので、気性が前向きだったのかなと思います。


エピファネイアもデアリングハートも気性が前向き過ぎるところがありましたが、デアリングタクトは後方からの競馬できるので、少し落ち着いているのかな?ただ、オークスではこの2頭に似てるようなところもありました。


現時点での私の予想ですが、デアリングタクトは成長力もありそうですし、古馬になってからも活躍するでしょう。アーモンドアイやジェンティルドンナ級になる可能性もあると思っています。オークスでは33.1の末脚を見せましたが、切れるというよりも長く良い脚を使うタイプに見えます。アーモンドアイとは違うタイプでリスグラシューに似てる気がします。距離はスタミナというよりも気性的な面で2000m前後がベストではないでしょうか?


秋以降にどこまで強くなるか楽しみですが、とりあえずアーモンドアイとの対決が見てみたいですね!

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